北欧での失業体験談と心境

 

3月頭から、レイオフになりました。

 

レイオフとは、会社の業績悪化に伴い”一時的に解雇”になること。業績が回復すれば復職の可能性あり。日本ではあまり聞かないけど、欧米では業績悪化に伴う、レイオフや解雇はわりと良くある話。タイムリーにコロナウイルスの影響で、何百万人とレイオフになっている人が出ている。

 

 

会社の業績悪化は知っていたし、前々から完全な解雇になる同僚がいっぱいいた。いつか自分もなるだろうと思っていた。新卒で入った会社でそれなりの熱意を持って仕事をしていたから、会社の業績悪化はもちろん悲しかった。業績悪化に伴い、毎月のように給料の支払いが遅れてしんどかった。仕事の意欲がどうしても低下し働くのがストレスに変わった。

 

加えて、レイオフ半年前くらいから失業したらどうしよう、将来どうしようと心配してよりしんどかった。レイオフになってみるとすっきり。レイオフを通達された時に、一番に感じたのは安堵だった。諸々のストレスから解放されると思った。自分から辞めると失業保険が出ないので、生活のために中々踏ん切りつかなかった。

 

最終的に、レイオフ前の最後の給料すら振り込まれず、給料未払いとして申請した。労働環境が良いと言われる北欧でも、給料遅延・給料未払いがあると勉強になった。頑張って働いてきたのに、最後の給料すら入らなかったってことに本当に怒っている。支払われるべき給料が支払われず、申請書を準備したり労力を使い、未払い分の支払いはおそらく半年後。はあ。

 

この機会に日本に帰ることも考えたこともあった。けれど、今はまだフィンランドでやりたいことがある。そして仕事でしんどい時、彼氏や友達も親身になって慰めてくれて、フィンランドという異国の地で私は自分の居場所があると思った。特に、彼氏のサポートが大きかった。仕事でしんどくて夜泣くこともしばしばだったけど、優しく慰め続けてくれて、サポートを続けてくれて諸々の手続きも手伝ってくれた。感謝しきれない。

 

始まったばかりの失業生活は、新型コロナウイルスの影響で自粛生活になってしまった。でも家で、進学に向けて勉強したり、良い求人があれば応募したり、読書したりマイペースに心穏やかに過ごせるようになった。自粛生活、悪くないです。ゆっくりして、元気になれた。

 

失業したらどうしよう、と怯えていたのになってみると他のことに挑戦する意欲が出た。また頑張ります! 

 

 

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