2021年10月に42 NetworkのHive Helsinkiに入学して、あっという間に一年以上が経過していた。一年以上学んで感じたことと、入学してもやめてしまう人が沢山いる中で私が感じている42で学ぶ価値について、まとめます。
42 Networkとは?
この記事を読む方はご存知だと思いますが、42Parisというフランス発のエンジニア養成機関の姉妹校のネットワークのこと。日本は、DMMが出資し2020年に六本木に42Tokyoが開校し有名になってきた。
学び方の特徴
- 先生がいない、クラスがない
- 課題ベースで自分の好きなペースで学ぶ
- 学生同士で教え合いながら進めるピアラーニング
- 一定期間に一定量の課題をこなさないと退学になる
私は、クラッシュ・オブ・クランやHay dayといった世界的に人気なフィンランド発のモバイルゲーム会社のSupercellが出資して、ヘルシンキに設立されたHive Helsinkiで学んでいる。
入学した時の心境はこんな感じ↓
Hive Helsinkiで一年学んでみて
人生で一番勉強しているかもしれないなと思ったくらい、沢山学べた一年だった。それは私は42の学びスタイルがとても合っていて、あと単純にプログラミングが好きだったと思う。知識を得るのが楽しい。凡人なので、理解に時間がかかる時が多いが、点滴石を穿つと思って日々精進を目標にコツコツやってる。
反面、Hive Helsinkiも入学した後に学び続けられずやめてしまった人が多い。友達になぜやめたのか聞いたところ「42でC言語で学ぶから自分が学びたかったことと違った」と言っていた。確かにC言語は求人も少なく、一般的に学ぶ人は少ない。Frontend developerを目指すなら、JavaScriptとかよく使われる言語を学びたいという気持ちもとてもよくわかる。私も学校の課題はC言語なので、就職のために自分でPythonやJavaを勉強している。私は学校を退学する気は全然なくて何故かと言われると、それは学ぶことの内容ではない、Hive Helsinkiで学び得られることに価値を感じているから退学する気は全然ないなと思った。
42 Networkで得られること
コミュニティに属する大切さ
一番大きいと思うのは、Hive Helsinkiというコミュニティに属することの価値。学校で学んでいると自然と親しい人が沢山増えて、将来は各々他の会社で働き自分のコネクションになるというのは心強いと思った。これは42でも学校によると思うけど、Hive Helsinkiは結構ヘルシンキで名前が知られている。会社のプレゼンテーションを隔週で聞けたり、ヘルシンキのIT企業とHive Helsinkiというコミュニティーが上手く関わりあっているのが私はとっても大きい価値だなと思う。卒業生の多くがNokiaとか有名企業に採用されていて、かなり心強い。
人との繋がり
知識は学校じゃなくても学べば手に入るけど、人との出会いは一人で勉強していたら絶対に得られないもの。この学校を通じて沢山友達が出来て、それが一番嬉しい。この人たちと親しくなれただけで、この学校に入った価値あったなと思ったくらい。ピアラーニングで教え合うことが当たり前になっているので、困っているとすぐに助けになってくれる人が沢山いるというのもありがたい🙏🏻やっぱり人と親しくなるのって沢山話したりしないとなれないから、学校やめてたら今の関係性になれたなかったなと思う。
コンピューターサイエンスの基礎知識が得られる
C言語学んでも求人に役立たないと思う人もいると思うけど、私は42のカリキュラムって本当によく出来てるなと思う。課題をこなすと自然とコンピューターサイエンスの基礎知識がついてくるようになっていて、難しいけど毎回関心してる。C言語がわかっているから他の言語の学習も早く進む。
自分の得意な学び方がわかってくる
自分で学ぶしかないので、私は動画より本を読んだ方が理解が早いとか集中力の切れるタイミングとか自分の学習方法への理解が深まり、学び方が上手くなったと思う。
辞める人が多い中、一年以上続けてこれたのは良い学友に恵まれたのも大きかったと思う。友達がいるから学校に行きたくなるし、勉強で困った時も気軽に助けを求められた。もう少しで卒業なので、学生生活を目一杯楽しみたいと思います👩🏻💻
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