落ち込んだ時、ストレスを感じた時は辛いカレーを作って食べる。自己流のストレス解消法なのだけど、とても効果がある。
ちなみに去年から、私のカレーはべジ太郎さんの絶品ポークカレーになった。手間がかかるレシピだけど、味に深みがあって定期的に食べたくなる。食材も日本のカレールー以外はヨーロッパのスーパーで簡単に手に入るとこも良い。
まず、お肉をフライパンで焼いている最中に玉ねぎを刻む。玉ねぎを切ると自然と涙が出る。泣くくらい悲しいときのカレーは「これは玉ねぎのせいだから!」と強がれるし、泣けないけど悲しいときのカレーは「ありがとう、玉ねぎ」と思いながら泣くことが出来る。
そうしている間に、お肉に火が通るのでいったんお皿によけて、同じフライパンでクミンと唐辛子をバターで炒める。中火でちりちり、クミンの香りがキッチンに広がる。唐辛子はレシピにはのっていないけど、私は深みのある辛いカレーにしたのでここで入れる。
クミンからある程度香りが出たら、みじん切りした玉ねぎを加える。強めの火で、あめ色になるまで炒める。弱すぎる火で炒めていると、いつまで経ってもあめ色にならないので強めの火で炒めることがポイント。きのう何食べた?のシロさんの受け売り。
玉ねぎの様子をみつつ、野菜を刻む。手を動かしていると、無心になれたり冷静に物事を考えられる。均等なリズムの包丁の音を楽しむ。適当に刻んだ野菜をボールに入れて、フードプロセッサーで粉々にする。玉ねぎが綺麗なあめ色になったら、野菜、トマト、ヨーグルトを加えて水分がなくなるまで炒める。ここで、ビールを開ける。
べジ太郎さんのカレーのレシピにはビールが必要。カレーには200ml必要なので、残りの350mlは飲む。落ち込んでいるときや、平日にお酒を飲むのは少し気が引けるけど、カレーに必要だから仕方ない。飲むしかない。ポイントは550mlのビールを買っておくこと。
アルコールが飛んだら、炒めたお肉、マッシュルーム、その他を入れてクツクツ煮込む。20分しっかり煮込んだら、カレールーとみそ、粉チーズ、ウスターソース、マスタードを入れて10分煮込んで完成。
炊きたてのご飯で、食べる。唐辛子をいっぱい入れたので辛くて、汗かいてくる。美味しくて、辛くて、最高!辛いカレーを手間をかけて作り、食べるとすっきりする。人によってストレス解消法は違うと思うけど、私はここ数年嫌なことが起きると儀式のようにカレーを作っている。
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